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HOME > お役立ちブログ > 膝に水が溜まるのも必要があってのこと ~膝痛に対する整体の症例~
お役立ちブログ
膝に水が溜まるのも必要があってのこと ~膝痛に対する整体の症例~
膝に溜まった水を無暗に抜いてはいけません!
水が溜まるには溜まるだけの理由があるから・・・
必要がなくなれば自然と元に戻ります。
こんにちは!沖縄県那覇市久茂地で痛みのない優しい整体と鍼灸で心と身体のバランス調整のお手伝いをしている治療院ナチュラルの宇座です。
膝痛に対する整体の症例です。そして、膝に溜まった水を抜くことに関するワタシの意見も書いています。
ストレッチをしていて傷めた左膝痛
知人の紹介で先週いらした50代女性は、一ヶ月前にストレッチをしていて左膝を傷め、階段を降りたり身体を捻る時などに痛みがあり、腫れてもいる。ダイビングしていてまたキツくなり来院されました。
2週間前に整形でレントゲンとMRI撮り、年齢相応に軟骨のすり減りがあるかなあと言われ、また、週に2回やっているテニスもやり過ぎと言われたとのこと。
週に2回も水を抜いたが・・・
その整形ではやたら水を抜かれたそう。
よっぽど溜まっていた(何倍にも腫れてしまい少しも曲げられない程だった?)のかお聞きすると、そんなに腫れてもいなかったとのこと。
一度抜いた後5日経つとまた溜まっていてもう一度抜いたようです。それでも痛みは変わらず・・・。
「あのね、膝に水が溜まるのって悪いことじゃあないんですよ!必要があるから溜まるんです」
「???」
「わかりやすく大雑把に言うと、例えば軟骨がすり減ってしまって骨と骨が当たって痛いとします。では、身体はそうならないために水を溜めることで内圧を上げ骨が当たらないようにしてるんですよ。
だから、よっぽど生活に支障出なければ抜く必要はないんです。というか、せっかく身体が頑張って痛まないような努力をしてるのに、抜いてしまうのは逆効果になりますよ」
「へ~!」
やたら水を抜かれるし、その割には良くならなくて不安だったようでした。
そして、水が溜まるのも必要があってのことという話に驚きつつ、なるほど~として表情を浮かべられていました。
膝痛に対する施術
毎度言ってることですが、
膝が痛くて、膝に水が溜まってるからといって膝が悪いおは限らない。
そうやって膝に負担が掛ってしまうバランスの乱れが悪い場合がとても多いんです。
なので、全体の検査をして動きの悪い箇所、バランス崩している箇所を把握し、そこの調整をするだけ。
例えば、仰向けで膝を立て左に倒れずらい膝に対してやったことは足首の調整のみ。それで膝の倒れも変わり、股関節の詰まりも変化し、腕の動きさえもアップした。
最後に座位であぐらのかけなかった左足に対して、右のあぐらの体勢での調整でもう少しで普通にあぐらかけるところまで来ました。
いつものように、膝の治療をするのではなく、その患部の負担が掛らないように全体のバランスを整えるのです。
初回はここまでで、次回は一週間かそれ以内に来てもらい続きをやりましょう^^と提案しました。
炎症を起こして溜まった水の抜き方は・・・?
初回の施術をいい感じで終えようとしたところ、まだ不安げなお顔で質問をいただきました。
「溜まった水はどうやったら抜けるんでしょうか?」
う~ん、まだ説明が足りてなくて真意が伝わってなかったようです。
「あのですね、繰り返しになりますが、水が溜まることは悪いことじゃないんです、よっぽどのレベルじゃなければ。水を溜め擦れ合わないようにしてくれているので、現時点では必要な水・腫れなんですね。
諸々整って水が溜まる必要がなくなったら自然に水はなくなって腫れも引きます。いいも悪いもなく必要だから在るだけ。
水が溜まる=悪ではないので、身体のシステムに感謝しつつ必要な間は仲良く付き合って下さい^^」
繰り返しの説明でなんとか納得してくれたようです。
まあ、痛みは消し去りたい・水が溜まるのは悪いこと、と思うのは無理もないのでそこから脱却するのは一度聞いただけでは難しいですよね^^
今日9日ぶり2度目の来院され、その後深くしゃがんだり階段下りるのはまだキツいものの、歩くのがだいぶ楽になられたようで、しかも、その後水が溜まることもなく過ごせていたようでした。
悪者と決めつけて抜かなくても、必要がなくなれば水も溜まらなくなるんです(^^)
もっともっと状態を上げ、週2回楽しくテニスできるようになるまでもうしばらく二人三脚で頑張りましょうね(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2018年12月15日 15:57