お役立ちブログ
首から背中の慢性的な痛みへの整体(操体法)の症例
「沖縄でも操体法が受けられると聞いて来ました!」
こんにちは^^沖縄県那覇市久茂地で痛みのない優しい整体と鍼灸で心と身体のバランス調整のお手伝いをしている治療院ナチュラルの宇座です。
先日いらした初診の方への整体の症例です。
「操体法を知って独学でセルフケアやってます!」
右の首から背中にかけて常にこわばっていてお辛いとのこと。
お仕事で県外から月に一度のペースで沖縄にいらしてるそうです。
以前は腰痛なども抱えていてようですが、ある療法を知りセルフケアを重ねかなり改善されてようです。
その療法とは当院でおこなっている操体法で、沖縄でも受けられないか調べて当院を知ってご予約された次第。
そうなると話が早いです。
「ウチの整体ってちょっと変わっていて・・・」なんて手間が省けて楽ですし、さっきまで見ず知らずのはずの方が同志に思えてくるから不思議です(^^)
操体にも色々あるけど、まあワタシのやってる操体を受けてもらいましょうか^^
マニアックな施術風景に
検査をすると、肩が上がりづらく特に右は100°ほどしか上がらない。左も130°ほど。
そして、一番お辛そうだったのは右を振り向く動き。
それらに対し、足首と骨盤の調整からスタートし、膝裏のこわばりや仰向けで立て膝での左右への倒れ方が大幅改善!
その後横向きになってもらい方への調整をしようとすると、
「もしかしてKポジですか!?」
「えー、Kポジションしってるんですね!ビックリです!!これKポジですよ~」
「やったー!受けてみたかったんですよ~!(^^)!」
となんともマニアックな施術風景になりました^^
このKポジションとは理学操体の加藤廣直先生のオリジナルで、DVDでも学びましたし、当院で開催していただいた講習会でもご指導いただいていてワタシの臨床の中でもかなり使用頻度の高い操法です。
それを喜んで受けていただけて、こちらのテンションも上がらない訳がないですよね。
最後に残った首の右回旋(振り向く動き)制限には、右手の指や前腕の”はがし”(骨から筋膜をはがす、癒着した筋肉同士をはがす手技)でほぼほぼ制限なく動けるようになりました。
「ずっと引っ掛かってたのの原因はここ(腕や指)だったのか~!」
と驚きと納得の表情でした。
症状は結果であって必ずしもそこに原因がある訳ではない場合がとても多いです。
当院の施術はそのような考えに基づき、全体のバランスや筋膜の繋がりなどを重視しておこなっております。
操体法とは
例えば、身体を右に捻ると引っ掛かってあまりいけない、左には普通に捻られる場合、あなたならどうしますか?右が硬いからと一生懸命右に捻ったりしませんか?
操体法では真逆で、楽に動かせる方・気持ちいい方に動かすんです。そうするとなぜか動きづらかった方も動きやすくなるんですよ!これは身体が持つ仕組みで、我々はそのように設計され生まれてきています。
その仕組み・法則性に気づき治療法としてまとめられたのが操体法で、仙台で医師をしていた故・橋本敬三先生がその創始者です。
ウィキペディアを貼り付けておくので、もう少し知りたい方はご覧下さい ⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%93%8D%E4%BD%93%E6%B3%95
橋本先生は単に治療法としてではなく、”健康で幸せに生きるための道しるべ”ともおっしゃっていて、操体法を学ぶことでワタシの心も豊かになってきています。
以前施術を受けられた方が、
「操体法が広まれば世界が平和になるだろうなぁ」
なんておっしゃってましたよ^^
身体の改善だけでなくそんな風な考え方などもお伝えして行ければいいなあと思っています。